2012春夏カタログを作成中です。

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毎シーズン作成しているTIURFのオリジナルカタログを、いま頑張って作成している。

2012春夏バージョンだ。

「カタログ作ってます」とぼくのFacebookやお店のFacebookTwitterに書いたら、
「毎シーズン楽しみにしています!」といってくれるファンの方がいる。
どれくらいの人が、僕らのFacebookやTwitterを見てくれているのかわからないけど、
実際にレスポンスがあると、ほんとに「いいものを作らなきゃ」って励みになるし、ありがたい事だ。

クリエイターの気持ちが、この時期だけはちょっぴりわかる。

にしても、今回はスロースターターな作成スケジュールだ。

本来このカタログは、シーズンの立ち上げ時期に作って配布し、観た人の脳裏に今シーズンのイメージカラーを焼き付けることを目的としていたのだけれど、

スロースターターなわたしのことなので、2月はインフルエンザに倒れ、3月は展示会シーズンに追われ、、と気づけば今季は サクラももう散ってしまう時期になってしまった。

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写真は、昨シーズン2011秋冬のときのもの。
今季も前回と同じく、BOOKタイプにすることは決まっている。

ボールペンは、三菱JETSTREAMの0.5ミリ。これが一番のお気に入り。

紙面は、表紙もいれて20ページ。
紙面が多くなると、使える写真も増えるから、デザイン的には楽になるのだけれど
(削るより、足すほうが紙面づくりは楽だから)、
写真を大きく使うと、写真そのもののクオリティが大事になってきて、小さな写真として使うときには気にならない程度のピンぼけやカメラマン(俺)の構図のヘタさが、大きな写真ではやたら目に付く。

それと、書きたいコメントも増える。
スペースがなければ、コメントを諦めればいいのだけれど、スペースがあるからコメントを書きたくなる。
コメントづくりは、ほんとに時間がかかる作業で、たとえば昨日は8時間やって2ページしかコメントができなかった。

まーこんなテンションで作っているわけだけれど、

お客さんに魅せるためにクオリティを高めたい、というのは当然として、

実はこのカタログ作りは、自分のためでもある。

バイヤーをやっていると、半年先、さらに1年先のシーズンの展開を見据えていると、
ともすると、実際に入荷中の今シーズンについての情報や細かい部分は記憶からすっぽり忘れ去られ、抜けてしまっていることがある。

で、カタログを作る作業をすると、
自分の記憶をもう一度そのブランドを発注した『半年前の記憶』に頭の中を戻すことができるのだ。

カタログを作る前に、まず自分が撮った6000枚以上の写真を1枚1枚全部チェックしなおす。使う写真、使わない写真を選びなおす。
それから、自分がオーダーした内容もチェックする。発注時、どこに自分が一番感動し、どこに力点があったのかを数字を見て思い出す。

これだけでも相当な作業なのだが、
さらに、メーカーからの資料やプレスリリースをチェックし、各ブランドの公式サイトのコンセプトが(昨シーズンと変化していないか)チェックし、webでの世論調査(そのブランドの評判)も一応チェックする。
あと、GAPプレスやWWDのような、顧客が読んでいそうな雑誌も半年分チェックし、
自分のイメージとマスメディアのイメージがかけ離れていないかチェックする。
あまりにもマスメディアの意見が自分と違う場合には、カタログ上でその部分を強調しなくてはならない。

こういった工程を経ると、わたしの頭の中はたくさんの情報でパンパンにインプットされる。

そうしたら、今度はそれを、各ブランド5,6行くらいに情報を整理して、アウトプットする。

たった5,6行にまとめるためには、たっくさんある伝えたい情報の中から、本当に重要な、真に伝えたい言葉だけ厳選しなくてはならない。

そのようにして、『蒸留』されたエッセンスが、カタログに書かれている。

昨シーズンの自分が書いたカタログにコメントをいま見ると、
自分で言うのもなんだが、なんだか鬼気迫る真剣さが そこにあるので、自分で感心してしまう。
今シーズンも、当然ながらこれを越えなくてはならない。

 

いま作成中の2012春夏カタログでは、言いたいことは1つ。

ファッションを、生活の一部として取り入れ、
「いま」を楽しんでもらうこと。

いまは、いろんな買い方、着方が「アリ」な時代だ。
たとえばベーシックなアイテムだけをそろえ、1シーズンに1つづつ買い足すような賢い買い方もいいだろうし、
コスプレのように、ハイブランドで散財するのもよし、
生活を切り詰めてお金を貯めてコツコツと買うのもよし、

いろんなファッションとの関わり合いがあるだろう。

いずれにせよ、ファッションはその人の日々の暮らしに何かしら変化をもたらすと思うので、
生活の一部として溶けこんでいるオシャレやお買い物体験を、楽しい物にしてもらいたいな、
という気持ちで、このカタログを今回は作っている。

もうちょっとトレンド的な部分を具体的にいうと、

まず昨シーズンまでの「イージーフォーマル」「簡単に羽織れてサマになる」「着ていて楽」「着心地重視」という流れがあるのだけれど、
今季に入ると、各デザイナーが、もう少し「フォーマル」寄りなアプローチをしていて、
だけれど、いったん楽な着心地を知ってしまった今の男性たちが、着心地を犠牲にすることなくドレスアップするにはどうしたらいいか?を各デザイナーが提案している。

たとえばドリス・ヴァン・ノッテンだったら『スポーティー・フォーマル』を 提案してくれている。
ナリフリなら、チャリでも着られるウォッシャブル仕様のスーツを作ってくれていたり、
08SIRCUSならば、柔らかい麻使いをし、
KOLORなら、ナイロン混コットンのチェックハーフパンツで真夏を快適に過ごす工夫をしていたり。

あと、秋冬からTIURFはレディスも展開することと、
秋冬から新規でスタートするブランドがいくつかあるので、この時期にちょっとだけ告知 したいと思って、
カタログでもそのような紙面構成にしてみた。

順調に行けば、今週中頃にカタログ原稿が作成し、週明けに発送が可能となると思う。

それまでは、夜な夜なの作業が続くと思うが、頑張ってやりたいと思う。

ではでは。完成カタログをお楽しみに。

TIURF

TIURF 堀米

Facebook: http://www.facebook.com/takaaki.horigome
Facebook: http://www.facebook.com/TIURF

公式サイト: https://store.tiurf.jp

カタログ作成中2012春夏byTIURF画像はドリス・ヴァン・ノッテン
カタログ作成中2012春夏byTIURF画像はドリス・ヴァン・ノッテン
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“2012春夏カタログを作成中です。” への3件の返信

  1. ピンバック: さえきですし。

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