ディースクエアードとヴィヴィアンウエストウッドの類似性《ヴィヴィアン2年事件》とキムタクニット

Posted by in 接客で感じたこと日記


この話の結論。

《変わらないものと、変わり続けるものだけが生存する》  by ほりごめ
《《ヴィヴィアン2年事件》》という現象が存在する。 by ほりごめ

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このところ、くだもの(TIURFのSNS)で日記を書くのが日課になっている。
いいことなので、続けたいと思う。

さて

今日は、朝一で新規のお客様がご来店。

Dスクエアードの
http://ht.ly/3jO5x 
このニット(完売)を買いに来てくれたんだけど、

これは、メンズノンノで木村拓哉さんが着ていたんですね。

今日買いに来てくれたこのお客様は高崎の方だったのですが、
美容室で雑誌見て、ネットで探していたらどこにもなくて、
dsquared2 通販 で探したら一発目で検索でヒットして、
「日本全国どこでもいいから買ってやろう」と意気込んだら、
地元にあったのでビックリした、
「たぶん、日本全国でいま在庫あるの、ここ(TIURF)だけですよ」

とのことでした。

《すごくオシャレな雰囲気のお客様》だったので、
ふだん、どんな服着てるんですかー?

って尋ねたところ、

都内で買うことも多く、
スタイリストの橋本さんの服とか買ってるらしい。
あと、AKMとか。

基本、雑誌に出てる服しか着ないんだそうだ。

で、うちで取り扱う服の話したら、

そんな今風なファッションの方なのに、
dsquaredも、クリスヴァンアッシュも、kolorもガリアーノもブッテロ、joyrichも、

ブランド名もあまり聞いたことがなかった、っと言う。

でも、オーガスタとかダブルとかマルジェラとかは、知ってるんだそうだ。

都内で買い物をするようなひとなのに、「ブランド名も聞いたことがない」だって???

なんなんだ、この情報の偏り方は。

偏り。

ふと、これは、

スゴイことに気づいたなーと思った。

それはいまから12,13年ほど前、

vivienne westwoodがすごく人気だった頃なんだけど、

売上がピークほどではなくなったので、当時ヴィヴィアン取り扱いをお店でやめて、

それから2年経ったら、

お店にご来店のお客様のほとんどが、

「ヴィヴィアンウエストウッドを知らなかった」。

という事件があった。

(その後ヴィヴィアンは、NANAブームもあって復活しましたが)

僕にとってこれはけっこうトラウマで、

あれだけ人気だった有名ブランドが、たった2年で無名になってしまう。

これは非常に怖いことだ。

これを僕は《ヴィヴィアン2年事件》と呼んでいるんですが、

つまり、
どんなに人気で有名なブランドでも2年で人々の記憶から忘れ去られてしまうことがある、

2年で客層が入れ替わっているともいえるし、
2年で人々の記憶からも消えてしまったともいえる。
2年で人は生活パターンが変るともいえる。

逆に、いま買い物をしている人はなにか、自分は何を買っているかといえば、

結局は、
いま目についた情報(雑誌とか店員とか)だけを頼りに、みんな買い物をしているわけで、

自動車でも、ファッションでも、家電でもパソコンでも、
結局はいま目の前に流れている情報で、欲しくなったり要らなくなったりして無意識に購入しているのかもしれなくて、
2年前に自分が何が欲しかったかなんて、あまり意識しないもんな。

これが、情報ってもんなんだなーって

そんな消費者行動について、身にしみて感じた事件が
《ヴィヴィアン2年事件》でした。

今回のディースクエアード事件は、これにあまりにも似ている。

これを機会に、

ぼくもお店とお客さんとブランドとの立ち位置を、
いまよりもっと意識して、

いまから2年後くらいを考えて取り扱いブランドを決めなくちゃだなーと。

そんなことを考えました。

はい。

《変わらないものと、変わり続けるものだけが生存する》

by TIURFのほりごめ

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